第646話 定着率30%②
私の言葉と共に砂鉄で作られたドラゴンの口から瘴気が放たれる!
ドス黒い黒いブレスがアポロの体を包み込むと、彼は苦しみ始めた。
「ぐっ!? これが【次元龍】の【瘴気】か...! 直に味わうととてつもない吐き気がするな...!」
そう言いながらも私に向かってくるが、先程までのような機敏さは見る影もない。
『鈍いな』
そう呟きながら彼に砂鉄武器を差し向ける!
アズムとミストレア、2人の【次元龍】を【
明らかに鈍くなったアポロの姿を見て私は【瘴気】の恐ろしさを垣間見る!
(これがあのアポロなの? 凄く鈍い)
そう...、アポロの動きが本当に鈍くなっているのだ。
彼自身気がついているのかは分からないけれど、私に見せていたあの超人のような動きはまるで常人の動き程度にまで抑制されているのが分かってしまう。
(このくらいの動きにまで相手の
これではまるで初見殺しである。
一度瘴気に当たってしまえばそれだけでゲームエンド級のデバフをかけているのだから初見殺し以外の何者でもない!
(酷い...)
私は自分の中に居る【次元龍】の能力に絶句するのでした。
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