第334話 メイア⑪
「はっ!」
私は地を蹴って彼女の喉元に遠慮なく蹴りをぶち込む!!!
(エルサの妹ってことは【大帝の眷属】だと言うこと!! つまり私の敵!)
そう思っての行動でしたが...。
「ッ!?」
私の蹴りは全く彼女の首元には届いていませんでした!
ググッとどれだけ力を入れても玩具の兵隊を倒しきれません!
(こいつら...強い!)
メイアの首筋を守るように並ぶ玩具の兵隊達によって、私の攻撃は防がれてしまいました。
「そんな攻撃じゃ全然ダメだよ...、メイアには届かない...」
片手を振り上げて兵隊に命令する彼女。
彼女の号令と共に玩具の兵隊達が私に襲いかかってきます!!
「上等!!」
私はそう叫びながら魔力を解放しました。
「【砂鉄水】!!」
私は
やはり使い慣れたのか奴の声を聞かずとも砂鉄を扱えるようになっていた。
【砂鉄】の力を使えばなんとか人形達を相手にしてもやっていけるのだが、流石に数が多い。
玩具の兵隊が10体にメイド人形が1体と言う見た感じは少なく見えるのだが、その1体1体の力がかなり強く、1体倒すのも一苦労だ。
私が【砂鉄】を扱い人形の相手をしていると、彼女は私の事を睨んでくる。
「ダメだよ...、ケロナお姉ちゃんが
そう呟くメイアは私に対して何やら魔法をかけてくるのでした。
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