第813話 【最強パーティ究極魔法】
「「「「【
全員がそう叫びながら魔力をレイナ1人に集中させる!!
この魔法の開発者はレイナ自身。
つまり彼女に皆の魔力を注ぎ込みながら詠唱する事で初めてこの魔法は最強の魔法へと昇華される。
(おいおいおい、弓矢一本程度の大きさとか言ってた割には凄まじくないか?)
そう、今レイナが指揮しているのは紛れもなく極炎の不死鳥である。
極限高められた炎の翼は鮮やかに煌めいており、まるでこの世界その物を焼き尽くさんとする勢いで激しさを増していた。
その勢いはこの極寒の世界を食い尽くす程である。
「なに? この魔法...」
流石の【大帝】もこれほどまでに強力な魔法は見たことがないのだろう。
明らかに動揺しているのが見て取れる。
杖で不死鳥を操るレイナが攻撃の指示を出した。
ゆっくりと杖の矛先をフリーズにへと向ける。
「これが私達の力を集結させた魔法...!」
【
「ただ大きいだけの鳥風情が!!」
フリーズは我らを圧倒した氷魔法を次々と使用してくるのだが。
「ぐっ!? 止まらない!?」
【
それはこの魔法に参加した者の魔力を単純に加算していくと言う至極明確な火力魔法だ。
その威力は計り知れない。
「これで...決めます!!」
レイナの一振りによって、ついに【大帝】にへと攻撃が通ったのでした。
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