第232話 草原の町【フォルカナ】③
レイナの後ろに張り付いている組の者っぽい人たちに視線を合わせないようにしながら私達は買い物を始めました。
まずはレイナの杖を新規で購入し、次にエリーゼの剣を見に行く。
「ケロナお姉様! 武器屋を見に行きましょう!」
「はいはい」
私はエリーゼに手を掴まれながらゆっくりと歩いて武器屋に向かう。
〜武器屋〜
私達が武器屋に入ると、そこに剣はありませんでした。
「お姉様! 剣がありませんわ!」
「そうだね...、ちょっと店の人に聞いてくる」
私が店の人と話してみると、どうやらこの大陸には剣は多く出回ってないらしく、代わりに【刀】という武器が剣の代わりをしているのだと言う。
仕方がないので取り敢えず刀を購入してエリーゼには握ってもらう事にしよう。
一応店の中で一番彼女が使いやすい刀を買ったのでそこまで不満は無さそうだった。
それと武器屋の店主から耳寄りな情報を得る。
「刀を使うんだったら職業を【侍】に変えるといいよ、【侍】専用の技はとても威力があって我が【カニン】大陸では最もオーソドックスな職業だからね」
「【侍】!! 何故でしょうか...、この言葉にはとてもロマンを感じます!」
〜冒険者ギルド〜
その言葉を聞いたエリーゼは何故かとんでも無く目を輝かせながらギルドへと一直線へと走り去り、職業を【侍】に変更していました。
そしてついでに依頼でもみようかと思っていると...。
突然受付の方から叫び声が上がったので気になり向かってみる。
すると、どうやらレイナとサラのレベルの事が話題に上がっているようでした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます