第680話 【ターランド王】⑤
正直言って【ターランド王】の攻撃は単調で読みやすいので簡単に躱し続けられる。
(...)
私は無言のまま触手を殴りつけながら【ケロっとすぱ〜く☆】を放ち続けて麻痺らせる。
先に触手を殴りつけてしまえば彼を守る物はなくなるので、その瞬間を狙いながら何度も魔法を放つと一方的な展開になってきた。
(見かけ倒しなだけか? それならそれで良いけど...)
私は魔法を放ちながらも蹴りで触手を弱らせていく。
そうしているとミカが全ての触手を引き抜いてしまった。
「師匠!! 触手を全部引っこぬいたよ!!」
「そうか、ならば終わらせよう!」
私は魔法を放つのをやめて【あまみん☆=バスター】に手をかける。
「一瞬で切り裂いてやる」
そう彼に呟きながら【あまみん☆=バスター】を振り抜いて、彼の体を一刀両断にしました。
赤黒い血が私に降り注ぎますが、後で洗えば良いので問題ありません。
(これで終わりか? 拍子抜けだな)
そう思いながら血払いをして刀を鞘に収めると、ミカが言いました。
「師匠!! まだこの人達全員息があるよ!!」
「そうか、私が回復魔法をかけていくからちょっと待ってな」
私はそう言いながら1人1人に回復魔法をかけて癒していくのでした。
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