第237話 若頭の奇病
しゅるる...。
若頭が服を脱ぐと、そこには痛々しい黒いアザが複数存在し、それぞれが独立し蠢いていました。
「うわっ...!」
私は思わず口を手で覆ってしまいます。
今まで色々な死体や怪我を見てきましたが、こんな痛々しいアザが蠢く様子など見た事がありません。
「ふむふむ、なるほど!」
そんな痛々しい体を見たレイナがぽんっと手を叩きました。
「いや〜...良かったですね、私がこの依頼を受けて...、若頭さん、貴方誰かに
彼女の言葉にその場にいた全員が驚く。
「「「「「呪い!?」」」」」
「呪いって...、これは病気じゃないのか!?」
そう叫ぶ若頭にレイナは答えました。
「はい、それも恐ろしくエグい奴です、若頭さん、貴方良く今まで生きていましたね、今もその体には身を引き裂かれるような激痛を伴っているはずです」
「うっ...、それは本当だけど...」
「でも大丈夫、私がきたからにはもう安心です!、この【魔女】レイナがこの事件を解決してみましょう!」
ぶつぶつと呪文を唱えて解呪の呪文を唱えました。
「呪いの痕跡を辿りて我に犯人までの道のりを示せ...! 【
彼女がそう叫んだ瞬間! 白いキラキラとした粉のような物が若頭のアザから現れ、それが私達を導くように点々と道を示している。
「さあ行きましょう、こう言う
私達はキラキラの粉を辿り犯人のいる部屋へと辿り着きました。
「まさか家からも出ないなんてね...」
「良くある話です、どうせ若頭を殺せば次は自分が頭だ! なんて思ってたんでしょうね、まあそれも今日までです」
私達は若頭の右腕を張っていたと言われるおっさんを張り倒し、見事奇病...もとい呪いを解いたのでした。
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