　〜【木の家（ツリーハウス）】〜

　私達が【木の家】に戻ってきてしたことは【イーグル団】に村が襲われていた事の報告と奴らの持っていた武具に着いて情報を知っている人がいないかの確認でした。

「さっき村が【イーグル団】に襲われていたんだけど、そいつらが持っていた武器が凄くてさ、ちょっと見てみなよ」

　私の言葉に皆が興味を持って【イーグル団】の所持していた武器を見始めた。

「この剣...！　物自体は大した事ないですがこの精度で加工したと言う技術は素晴らしいですね！」

「お姉様、これはよく斬れそうな剣ですね、私のサブウェポンとして一本分けてくださいまし」

「...剣の事よくわかんない！」

「手裏剣にこの形の剣...、なるほどこれだけの装備品を持つとはそれなりに手だれの暗殺者集団ですね...、私が言っていればケロナさんの手を煩わせる事もなく全員葬っていたものを...」

　約1名怖いことを言っている者と無関心な者がいるがまあいいだろう。

(あんまりいい情報が出てくる事は期待できそうにないな...)

そう思っていると奥でお茶を飲んでいたアポロがこんな事を言い出した。

「その剣...、僕の使っているレイピアと同じハンマーのシンボルが描かれてないか？」

「ハンマーのシンボル？　ああ、よく見れば小さいけどあるね、でもこれがどうかしたの？」

「ハンマーのシンボルは【ドワーフ】製の意味を表しているんだよ、この世界で彼ら以上に武具に精通している者達はいないからね」

「へえ...そうなんだ〜、でもならなんでレイナはドワーフに武具の強化を頼まなかったの？」

その問いにレイナは答えてくれました。

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