第462話 【ガライ】の村②
私は村の中を探してみたのですが...。
「...殺されているのは男と年老いた老婆ばかり それ以外の人達は?」
いや...、この村が元々限界集落だったと言うのであれば問題はないのだけど、なんだか不気味である。
(一応サラを置いてきて正解だったね、あの子がこの惨状を見たらまた嫌な事を思い出しそうだから...)
明らかにおかしい雰囲気がここに立ち寄る前にあったので、一応スラナ村の惨状を思い出しかねない妹は置いてきたのだ。
そして1番死んでも問題ないキィアだけを連れて(と言うか勝手に着いてきて)今に至ると言うわけです。
まあ、せっかくなので食料を貰い受けましょう。
その最中、私はとある事に気がつきました。
(そう言えば【イーグル団】の奴らが使ってた武器...、全部素晴らしい出来だったなぁ...)
私は帰る途中に彼らの武器をもう一度手に取ってみてみました。
(透き通っていて美しい...、この武器を作った人ならば私達の装備をもう1段階引き上げる事が出来るかもしれないわね...)
手裏剣や剣の刃の部分を見ているとその者の技量が手にとるようにわかってしまう...。
「綺麗...」
他人の武器ですが死んだ人に武器はいらないと思うので剥いでおきましょう。
勿論勇者であるキィアには猛反対されましたが、私は勇者でも正義の味方でもなく冒険者なので普通に剥いでやりました。
10人分装備品と村の中にあった食料を手にレイナ達の待つ【
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