第313話 キノコ料理
キノコ採取をして【
「あっ、お帰りなさい」
とレイナが普段見せない半袖姿で現れます。
「レイナ、ただいま」
「収穫はありましたか?」
「ええ! お姉様と私が採取を行ったのですから当然ですわ!」
偉そうにしているがエリーゼの取ってきたのは殆ど毒キノコだったぞ。
思わず苦笑いを浮かべた私の表情を見てなんとなく察するレイナ。
「まあ...良いです、じゃあケロナに水を溜めて貰ってお風呂を沸かしましょう」
「それは良いけど、それが終わったら鍋に火をつけて頂戴、今日は栄養のありそうなキノコ達で鍋を作ろうと思ってるから」
「キノコ鍋ですか! 良いですね〜♪」
私達の中で1番大人らしいレイナだが、食べる事になると急に少女のように可愛くなる。
「じゃあ、私はお風呂に水を入れてくるから、レイナは鍋に火をつけて置いてね」
「分かってますよ! ケロナの料理は基本美味しいですから期待してますね♪」
そう言いながらポンっと鍋に火を着ける彼女とお風呂に水を張る私。
私がお風呂に水を入れると彼女と交代します。
「じゃあ鍋に水を入れるからお風呂を沸かしてね」
「はいはい」
お風呂の中に火の魔法を入れてお風呂を沸かすレイナと鍋の中に水を入れて湯を沸かす私。
勿論キノコで出汁を取って中身もキノコ尽くしと言う最高のキノコ鍋の完成図を膨らませながら、ゆっくりと調理に勤しむのでした。
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