第435話 大人メイア
【聖典】の光がメイアに降り注ぎ彼女の体を成長させたのだろうか?
私の瞳には豊満に成長した彼女の姿が映る。
「ふぅ...、エルサお姉ちゃん
と言う掛け声と共にエルサだった血の海から何かが浮かび上がった。
「なに...これ...」
私が思わず絶句していると、彼女はせせら笑いました。
「何って...
明らかに半透明に見えるエルサがそこにいるのです。
何が起きたのか全く分からないので動揺していると、サラが説明してくれました。
「ケロナお姉ちゃん! メイアはきっと
「なんだって!?」
私はその事実に戸惑いを隠せないでいましたが...。
「エルサお姉ちゃん、ケロナお姉ちゃんを殺して」
その言葉とともにエルサの様な何かが私に襲いかかってきました!
「ぐっ!」
霊と戦った事なんてありませんがやるしかないのです!
私は思いっきりエルサの霊体に魔法をぶつけてみました。
「【ケロッとすぱいらるすぱ〜く】!!」
私の螺旋電撃は霊体のエルサにも効いているみたいですが、効くと言う事はつまり...。
「
そう、魔法がちゃんと当たる霊と言うことは実態があると言うことになります。
つまり、あちらの攻撃も...。
私は荒れ狂う水と雷の中を問答無用で突っ込んで来る彼女に動揺を隠しきれませんでした。
「霊だから痛みを感じないのか!?」
そのまま鎌を振るう彼女の一撃は生前よりも鋭さをましています!
「ぐっ!?」
(重い!!)
ただ鎌の一撃を受け止めただけだと言うのに3メートルも後ろに下がってしまう。
...、これはいよいよ正念場ですね。
私は目の前にいる女性2人を見ながらゴクリと息を飲むのでした。
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