第600話 【フィルア王国】のギルド

「へぇ〜...、さすが王国内部に在中しているギルドだねぇ...」


 明らかに他の町とは比べ物にならないほど大きなギルドの登場に私は感心してしまいました。


(まあ、言うなればここがこの大陸にあるギルド全てを統括している心臓部的な物だろうし、大きいのは当たり前かな)


 私はそう思いながらギルドの内へと入って行きます。


 〜フィルア王国・ギルド本部〜


 中に入ってみると血気盛んな冒険者達で物活気付いていました。


 肉を齧りながら武勇伝を語る男や受付嬢と仕事の事で話している女冒険者。


 更には亜人の冒険者も多数見受けられたし、騎士団も何やら集まって会議なような物をしているのも見えました。


 それを見たミカが思わず「凄い」とつぶやきます。


「凄いですね師匠! 私これだけ多様な人種が一箇所に在中している所を見たことがありません!」


 と言う彼女に対し、私はついこの間までモン娘と人間とエルフと亜人(猫人)とドワーフと一緒に度をしていたのであまり珍しいとは思いませんでした。


 そして新しいギルドに入ると早速いつものが入ります。


「お嬢ちゃん達誰かのお出迎えかな? 俺はハルトよろしくな!」


 と鎧を着込んだ白髪のイケメン風な男性に喋りかけられるのでした。

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