第786話 弟子と師匠VS【聖帝】⑤
私は得意な炎の魔法を連発してとにかく派手な攻撃を連発しました。
「そんなやわな魔法が効くとでも?」
と言われながら【聖帝】に全て弾き返されてしまいますが、多少なりともダメージが通っているように見えます。
(ああは言っているけれど一応ダメージは通っている)
凄く薄いけど確かに傷は増えているので、隙を突いて【
「目障りなエルフの娘だな...! 貴様から先に消してやろうか?」
私の攻撃を目障りだと感じたのかこちらにも光弾を飛ばしてくる【聖帝】の行動に私はニヤリと笑いました。
(私に注意が向いた...、と言う事は...)
私がお得意の箒魔法で全ての光弾を避ける中、アルフィ様が攻撃魔法を唱えていました。
「【
師匠の杖先から【聖】属性の炎が舞い上がる!!
私が焦がれ真似た魔法の原点である【
「グヌっ!!」
凄まじい豪火の炎が永遠に奴の体を包み込み離さない。
「もう終わりだよ、1度この魔法を喰らった者は燃え尽きるまで永遠に焼かれ続ける、貴方なら分かっている事でしょう?」
その言葉を聞いて私は笑みをこぼす。
(その決め台詞...、やはりサラは師匠だ)
炎の中で焼き焦がされる【聖帝】は最後に濃い呟いていました。
「まさか【大帝】様がアルフィに裏切られるとは...、このラグネル一生の不覚...」
徐々に灰になって行く奴の姿を見納めると、私は師匠に話しかけるのでした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます