第344話 光龍 スペル・シール
私達が頂上に足を踏み入れるとそいつは姿を現しました。
「あれが...光龍スペル・シール...」
私は思わずその存在に一瞬だけ見惚れてしまう...。
黄金の体色からもうお金の香りしかしないからです。
(あの鱗...、相場はいくらなんでしょうか!? 私! 凄く気になります!!)
そう思いつつも光龍は動き出しました。
甲高い声を上げながら私に咆哮を放ちながら接近してきました!
全長20メートルの体が私めがけて飛んでくる様は圧巻でしたが、小回りなら私の方が効きます!
「いきなり壁役を無視しないでほしいですわ!」
エリーゼがすんごい剣幕で捲し立てているが、どうやら光龍は私を一番の強敵と認識して真っ先に潰しにきたのでしょう。
「そっちがその気なら...!」
私はサラを地上に下ろしてすぐさま光龍と向かい合いました。
そしてすぐさま杖を振りかざして呪文を唱えます!
「【
まずは軽く様子見の火炎をばら撒きました。
勿論そんな火炎など当たるはずもなく全て躱されてしまいます。
(やっぱりこの程度の魔法じゃあ当たりもしないか...)
そう思いながら再び杖を振ろうとしていると...。
ギラリと私の方を睨んだかと思ったら...。
「えっ...!? きゃぁ!!」
突然私の魔力が消えてしまい、箒が急降下してしまうのでした。
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