第682話 【ターランド王】⑦
「しまった!!」
足首を絡め取られた私は上空に持ち上げられて四肢を拘束されてしまう!!
「くそっ! どこから湧いてきた!?」
そう思っていると...。
ギリギリ...!
(くっ!? 4方向に力を入れてくる!! 私をバラバラにするつもりか!?)
このままではまずいと思った私は【蒼極】を解放して力任せに触手を引きちぎる!!
「【蒼極】!!」
ブチブチブチ!!
全身に赤い血が降りかかる中、私は勢いよく【ターランド王】の場所へと戻った!!
そして攻撃を加えようとして奴の体を視界に入れた瞬間に理解してしまう。
(これ...、ミルシュをベースにして蘇ってる!!)
と言う事に。
先ほどまでは女性と男性の巨人の姿をしていたのに、今度は白トカゲのような形をしているからそう思ったのだ。
(まさかとは思うけど、ミルシュの能力も使えたりして...)
嫌な予感は的中する物ですね。
奴が咆哮を上げると、その体に風を纏う!!
「嘘でしょ...! ちょっとめんどいかも...」
私がそう声を漏らした瞬間に奴が突撃してくるのが見えた!!
(あの巨体で突撃されたらまずい!)
そう思った私は奴の足元に水を展開して拘束してしまうのでした。
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