第768話 忍者と鍛治職人VS【雷帝】
シュタッ!
何処かに飛ばされた私はすぐさま受け身を取り辺りを見回す。
「罠にかかるとは不覚」
そう呟きながら上から落下してくるポニーさんを空中でキャッチしました。
「キャッ!」
と言う叫び声あげながらも私に受け止められた彼女は無傷ですみました。
「大丈夫ですか? ポニーさん」
「プラル...か、ありがとう」
彼女はお礼を呟くと私は「どういたしまして」と返す。
彼女が地上に降り立つと、そこは見たこともない造形物が立ち並ぶ辺鄙な場所でした。
その入り口には【エレキトリック・ランド】と描かれたゲートが存在し、間違いなく私たちを誘っているのだと思います。
「...ここは隠密に行きましょう」
私は隠密用のスキルを扱い足音と存在感を消しました。
そしてポニーさんとは手を繋いでスキルの共有を図ります。
「ポニーさん、今からこの【エレキトリック・ランド】に潜入しますが、間違っても大声を出さないでくださいね」
「大丈夫、プラルのスキルならある程度の声が漏れてもソレを防いでくれるから」
ある程度の信頼度はある様ですが油断はできません。
ここは既にあの【大帝城】内部のはずですから...。
私はもう一度気を引き締めると、【エレキトリック・ランド】へと潜入を試みるのでした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます