第687話 【蛙伝雷速終いの型・極流拳】
私の当てた掌から放出されし電撃が彼の体内を壊し尽くす。
ほんのちょっぴりの電撃でも、体内を直接攻撃すれば相当量のダメージとなる。
その電撃をたっぷりと流し込んであげたからにはたまらないのだろう。
「ギシャァァァァァ!!!」
と大きな声を上げながらのたうち回っている奴の姿を見てそう思う私。
(外側からダメージを与えられなくても、生物である以上中身に血肉や水分がある、そこに電撃を流し込めばかなり痛いでしょうね)
先ほどまで斬撃にも打撃にも魔法にも対処していた触手に初めてまともなダメージを与えたと言えるでしょう。
(よし、このまま押し切る!!)
奴の攻撃を全て躱しながら、もう一度反撃に出る私。
ピタリと触手の体に手を触れると、もう一度【蛙伝雷速終いの型・極流拳】を発動した。
今度は先程よりも遥かに威力を高めているので、先ほど程度ではすみません。
体内に直接電撃を流し込む私の攻撃により、【ターランド王】の赤き体が黒焦げになっているのでした。
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