第319話 5人の強さ③
「次は金髪猫人の嬢ちゃんか...」
「はいですわ!」
呼ばれたのでウキウキしながらレベルを聞くエリーゼは何処と無く嬉しそうだ。
「冒険者ランクはCでエリーゼか...、はて...?どこかで聞いた名前だな?」
そう言われて慌てる私たち4人!
(もしかしてバレた!?)
一瞬そう思いましたが、思い出せずに済んだようです。
「まあいいか...、レベルは...99!? カンストしてるじゃないか! 合格だが...後で【限界突破】して行くかい?」
「よろしくお願いしますわ!」
【限界突破】できる事に喜びを見出している彼女は少し可愛いが、サラには劣るな。
そう思いながらも私の方を見て「私もレベル99になっていましたわよ!」と褒められたそうに顔を近づけてくるエリーゼには答えてあげようか。
「立派になったね、エリーゼ...」
私はそう言いながら頭を撫でてあげると顔を真っ赤にして喜んでいる彼女。
「お姉様...♡」
彼女が私の言葉に甘えていると...。
「冒険者ランクは無しで名前はプラルか...、と言うかお前さんもレベル107って...、すごいな! 【限界突破】済みの仲間がこれで4人もいるパーティなんてなかなか見ないぞ!?」
興奮しているギルマスをレイナが焚き付ける。
「驚くのはまだ早いですよ? 私達のリーダーであるそちらのお嬢さんには期待しておいてくださいね♪」
「んっ?」
私は思わずフリーズしてしまう。
(あれっ? ちょっと待てって! なんか期待された目で見られてるんですけど!?)
「このパーティのリーダーか...、となるとまさかレベル200以上!?」
なんかハードル上げられてる!!
いや...でも、私だって強敵達と戦いまくったし! レベルも当然上がってるよね!?
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