第373話 メイアの過去③
私が体当たりを決めるとメイアが銀狼の剣士にこう命じました。
「
「御意」
やはり私の体当たり程度では銀狼の剣士を止める事はできません。
「やめてください!!」
私の叫びも虚しくサラを鎧のついた拳で殴り続ける彼。
「ぐっ...うぁ!!」
両手を拘束された上で馬乗りになられては勝負になりません!!
弟子の悲痛な叫びに師匠である私がなにもしないわけにはいかない!!
あまりにも一方的すぎる行動を止める為に私は何度も体当たりをかましましたが、やはり魔法使い職の私では筋力が足りずダメージを与えられません!
「流石にそれは見過ごせませんわ!!」
さっきまで大人しく座っていたエリーゼも飛び出してくる!
「こればかりはエリーゼさんに賛成です!」
とプラルも銀狼の剣士に飛びかかる!
両手両足に足枷をつけられた状態ではやはり大したダメージにはなりませんが、魔法使い職の私よりかは確実にダメージを与えている様に感じられました。
「ぐっ!」
銀狼の剣士を弾き飛ばした後でサラに声をかける私!
「大丈夫ですか!? サラ!!」
私の声に彼女は笑って答えました。
「大丈夫だよ...!、私は【大帝の眷属】なんかに絶対負けない...から...」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます