第677話 【ターランド王】②
「きゃあ!!」
ミカが絶妙に可愛い声を上げながら王様から手を離す!!
「師匠!! 王の体が急に赤い肉片に囲まれて...!」
「分かってる!! 分かってるから周りを警戒しなさい!!」
私の言葉と共に赤い肉片達が王様の元へと集まっていき、形を成していく!!
そして最終的に女性のような形の赤き巨人となり、襲いかかってきた!!
「ミカっ!!」
「分かってる!! 【硬質化】」
ミカがまず【硬質化】した拳で殴りつけて巨人の隙を作り。
「今だ!! 【風華列脚】!!」
風を纏ったミルシュがキックで私に繋ぐ。
「【ケロっとすぱ〜く☆】」
そしてとどめの蒼き雷撃を落として、まずは様子を見てみる事にした。
黒く焦げた肉の匂いに早くも勝利を確信したようなトカゲ娘はふふんと笑う。
「へっへっ〜ん! ミルシュ達の連携が上手く決まったね!!」
そう喜ぶ彼女に私は注意をする。
「ミルシュ!! そいつから離れなさい!!」
「えっ?」
驚いた表情を浮かべる彼女が私の言葉とともに一歩後ろに飛びのいた瞬間!!
バキバキバキ!!!
と地面が割れて赤い触手達が群がり、女性の巨人を守るように立ちはだかるのでした。
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