第433話 命の灯火③
サラが【死の案内人】の動きを封じ込めると、次に【光輪の矢】を放ち彼にとどめを刺しました。
やはり思っていた通り【光】属性の技は効果抜群なようです。
廃となって消え去る【死の案内人】を見て舌打ちをするエルサ。
「ッチ!! 使えねぇな!!」
ようやく逆上した彼女が戻ってきたところで仕切り直しといきましょうか。
「さぁて...邪魔者はいなくなったな...、どうやって回復したのかは知らないけど今度は回復する間も無く終わらせてあげる」
私はそう言いながら片手に水と雷の魔力を合わせて作った玉を出現させる。
水の中で雷が循環し、どんどん激しい物となって【死神】を殺す魔法となった。
「【
私の手から放たれた電球からは水の刃と雷の牙が飛び散りながら【死神】を飲み込んだ!。
「ぐぅぅぅ!! こんな物簡単に打ち返してやる!!」
思いっきり鎌を振りかぶり私の魔法を吹き飛ばそうとする彼女でしたが...。
バチィ!! バチチチチチ!!!
「なっ...! くそっ...!」
凄まじい電撃の流れに圧倒されているように見える!!
「行けぇ!!!」
私の方が威力で勝ったようで競り勝ちました!
「グハッ!!」
魔法の競り合いに負けたエルサは空中を舞いながら地面に叩きつけられる。
「ぐ...くそっ...!」
どうにかして立ち上がろうとしている彼女でしたが、様子を見ている限りそんな余力はもう無さそうです。
「今度こそ終わりだ、エルサ」
私の言葉に彼女は睨みをきかせて威嚇してくるのでした。
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