第602話 【フィルア王国】のギルド③
「これで良いよね? 師匠」
私の方を見て健やかな笑顔を見せるミカ。
彼女的に信頼を得るのにはこうするのが一番早いと思ったのだろうけど、その効果は抜群でした。
いきなりの【Sランク冒険者】来訪にギルド中がざわめき始める。
「あんな小さい子が【Sランク】だって?」
「それにあの青髪の子...、【Sランク】の子に師匠って呼ばれてたぞ...」
どんどん大きくなっていくざわめきに少し嫌な気配がしてきたので、とりあえず仕事に向かう私達。
ほとぼりが冷めてからもう一度この場所に戻ってきて情報収集すれば良いでしょう。
とりあえずギルドから出てミカの受け取ってきた依頼内容を見てみました。
「え〜と...なになに? 【白トカゲ】の討伐?」
依頼内容にはそう書かれていましたが、どうやら活性化した魔素で巨大化したトカゲの討伐依頼なようです。
大体の生息地も分かっているみたいですし向かいましょうか。
私とミカは町で準備を整えた後で依頼のある場所へと向かうのでした。
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