第142話 ハーメルンでの稼ぎができない!?
私たちはとりあえず宿に戻って作戦会議を行う事にしました。
「ちょっと張り切りすぎたみたいですね、どうしますか? もうこの町を後にして次の町に向かうと言うのも手ですが」
レイナの言葉に私は少し考える。
彼女の言う通りこの町には別に未練もないし仕事ができないのであればさっさと出て行くのも手ではあるのだが...。
「せっかくこれだけ稼いだんだから、たまには遊ばない?」
と提案することにした。
スラナ村かでてずっと激闘の連続だったこともあり、たまには心と体を休めてもいいんじゃないか? と思ったわけである。
「ええ〜!? せっかく新しい魔法を覚えたんだから試したい!!」
ぶ〜ぶ〜と文句を垂れているサラにはこう言いました。
「ここって元々放牧民が集まってできた集落だったらしいからヒツジ肉が美味しいらしいよ」
そう私が一言呟いただけですぐに食欲の方に惹きつけられてしまう妹。
「ヒツジ肉!! 美味しそう!!」
「それにちょっとした観光地スポットもあるみたいだし回ってみない?」
私の言葉にレイナはため息を吐きながらも賛同してくれした。
「まだサラの勉強会が山ほど残っていますが..、いいでしょう! たまには羽を伸ばす事も必要ですね」
ため息を吐いていた割にはいい笑顔な彼女を見ていると少しだけこの提案をした事が嬉しくなってきます。
「じゃあ決まりだね」
私達は宿を後にして観光スポットを巡って見る事にするのでした。
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