第567話 海の幸②

 私はフライパンにハーメルンで仕入れていた【ヒツジバター】を敷いて鮫ステーキを焼き始めました。


 火打ち石を使って焚き火の炎を強めてから一気に加熱していきます!。


 じゅ〜じゅ〜とまるで肉と同じような様な音を立てながらどんどん焼かれていく鮫ステーキの匂いは悪くありません。


(思ったよりも美味しそうね、表面と裏面をしっかりと焼いて...と)


 最後に醤油を少し塗して完成です。


 その間に焼いていたイカ焼きを炎の中から取り出して私はかぶりつく。


「うん! 美味い!」


 これでお酒でもあれば最高なんだけど、仲間がいない今、野宿でそこまでする余裕はないでしょう。


 まあ、仲間がいた場合には酒を飲むのはサラの教育上良くないのであまり飲みませんけどね。


 ※特別な日や祝い日、もしくは感謝されたお礼などでもらう場合を除く。


 それに私自身も酒にはあまり良い思い出がないので、ここはやはり自分で作った水で我慢する事にしましょう。


 私はイカ焼きを食べ終わると、最後にメインディシュである鮫のステーキに手を伸ばすのでした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る