第402話 【邂逅】
私達は勇者パーティの面々と再び出会うことになりました。
「皆! ケロナちゃんが生きていたんだ! とは言ってもケロナちゃんを知らないメンツもいるんだけどね」
などと言いながら新しく2人追加された勇者パーティの面々が声をかけてくる。
「シャロンと言う、職業は【聖騎士】レベルは127だ」
金髪のポニーテールで青い鎧を着込んだ美しい女性が名前を言うと、次に蛮族風な赤髪の女性が声を上げる。
「私はユージア、あんたがキィアのお気に入りのケロナか...、よろしくな!」
拳を出してきたので私は自分の拳をその拳にくっつける。
「あぁ...」
私の拳が彼女の拳に当たると急に嫌そうな汗を全身から噴き出すユージア。
「はっ!?」
ばっと私から飛び退き息を乱しながら私の事を睨んできた。
「ケロナ...、あんた何者だい?」
突然の事すぎて何がなんだか分からない私は頭の上に【?】マークを浮かべるしかない。
「どうしたの? 急に飛び退いたりして...」
「あ...ああすまなかった...、悪いが少し席を外させて貰う...」
そう言いながらユージアは離席してしまう。
「なんだ? ユージアの奴、お腹でも痛くなったのか?」
と呑気なキィアだったのだが、急にかしこまった態度を取りながらこんな事を言ってくるのでした。
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