第605話 ミルシュ=む〜にゃ☆

「ではこの子の名前は【ミルシュ=む〜にゃ☆】に決定します!」


 私の声にミカはクソでかため息を吐きながら「別にいいんじゃない?」と呟きました。


「クピピ〜!!」


 まるで小鳥のような声を上げるミルシュが可愛すぎて頭を撫でて上げる。


「いや〜...、やっぱ可愛いなぁ」


 雪のように真っ白な肌と真っ赤な炎のように赤い瞳が可愛すぎるのだ!


 チャーミングな小さい尻尾をフリフリしているのも可愛い♡


 可愛い♡ 可愛い♡ 可愛い♡ 可愛い♡ 可愛い♡ 可愛い♡ 可愛い♡ 可愛い♡ 可愛い♡ 可愛い♡ 可愛い♡ 可愛い♡ 可愛い♡ 可愛い♡ 可愛い♡ 可愛いぞぉ〜♡♡♡。


 無駄にキャラ崩壊してしまったが、そのくらい手乗りトカゲは可愛いのだ♡


「あ〜♡ 可愛い♡ 食べちゃいたいくらい...じゅるり」


 ついつい蛙娘としての本能が出てしまい、美味しそうだと思ってしまう。


 それを察知したのか私の服の中に入っていくミルシュ♡


「恥ずかしがり屋さんなんだね、ほ〜ら出ておいで〜」


 私はそう言いながら木の実でミルシュを呼び寄せる。


 まだ赤ちゃんだからか身の危険を感じている筈なのに直ぐに顔を出してしまう彼女の姿が可愛すぎる!


 そして私の出した木の実をカリッと食べた瞬間♡


「可愛い♡」


 と呟いてしまうのでした。

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