第754話 決戦前夜
皆が一箇所に集まり最後の作戦会議を行った。
「...以上を持ちまして私レイナとサラの作戦会議を終えようと思いますが、何か質問はありますか?」
そう呟くレイナに対し我は言葉を投げかける。
「作戦の内容がイマイチ信用できないのは私だけ?」
その言葉にミカとミルシュも声をあげる。
「うん、その作戦には少々穴が見える」
「ミルシュはよくわかんなかったよ?」
あちらのパーティは皆レイナとサラの作戦に賛同しているようなのだが、我等には理解し難いものだった。
「ではもう一度作戦の内容を復唱しましょうか」
彼女はそう呟くと、今度は杖を取り出して魔法で空中に炎の文字を書き並べ始める。
「この方が分かりやすいでしょう? もっと簡潔に説明しますからケロナは特に聞いていてくださいね」
この作戦に必要なのは元ケロナパーティ全員だと言うのは分かっている。
ただ、よく分からない部分があったので我ら3人は悶々とするしかないのだ。
ある程度話を聞いて行くと、再び例の部分にやってきました。
「各自が【大帝】以外の【5人の帝王】を討伐し全員が集まり次第、私達全員で編み出した世界最強の魔法【
「あるてぃまーず? そんな魔法初めて聞いたんだが...」
我は意味不明な魔法名に困惑するしかないのでした。
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