第203話 【死神】エルサ②
「先程から減らず口を...! 【エルフ】であるこの私を愚弄したことを後悔させてあげます!」
レイナは杖を振りかぶり魔法を詠唱し始めました。
「【火球】!!」
彼女の言葉と同時に大きな火の玉がエルサに襲いかかりますが...。
「ふ〜ん...、エルサこんなんじゃつまんな〜い!」
なんと! 彼女は指パッチン一つでレイナの放った【火球】をかき消してしまいました!。
「もっと強いのできてよ、じゃないとエルサはお姉さんをつまらない人って決めちゃうよ?」
「分かりました、お望みとあれば披露しましょう、私の魔導を!」
彼女はそう呟くと杖を大きく振りかぶり連続で魔法を放ちます!。
「【
土の槍に雷撃が纏わりつき風の力で前進させた後に拡散する水が放たれ最後に嵐のような炎がそれを追うという壮大な光景が作り上げられた!。
五大魔法を贅沢に使った明らかにオーバーパワーな威力の魔法ですが、それを見てもピクリとも反応を見せないエルサ。
「...」
今度は片手を前に出して魔法をかき消しました。
「次」
「はい?」
「次の魔法を見せて」
その言葉に苛立っているであろうレイナはにこやかな笑顔のまま次の魔法を放つ。
あれだけの魔法を扱えるレイナも凄いが、それを片手でかき消してしまえるエルサの力も凄い。
私は2人の戦いをただじっと見つめているのでした。
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