第168話 【シュライン】の夜④
〜夜中〜
かちゃり...。
(んっ?)
私は鍵の開く小さな音で目を覚ましました。
暗いせいで誰が入ってきたのかまではわかりませんが、私の方の一直線に向かってくる気配を感じます。
(まさか...盗賊にでも侵入された?)
そう思いながらも私は飛び退く準備を始める。
寝起きとはいえお腹も膨れて多少寝た後のコンディションは最高だ。
(さあ...こいっ!)
敵影が私の布団を取り払おうとした次の瞬間!!。
ガツッ! と思いっきり手首を捕まえました!。
「えっ!?」
驚きの声をあげる敵影を私は思いっきり投げ飛ばしてベッドに叩きつける!。
「がはっ!」
苦悶の声をあげる相手を上から取り押さえて質問しました。
「なに? 私に何かよう?」
ググッと力を入れて首を絞めながらよ〜く敵影の顔を見てみると...。
「えっ...? エリーゼ?」
「は...はい、お姉様、私です...」
敵影の正体がエリーゼだったので離してあげた。
しばらく本気で首を絞めていたので「けほっけほっ」と咳を混んでいる彼女。
しばらくして落ち着くと、私は彼女になんでこの部屋に侵入してきたのか聞いてみるのでした。
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