第1135話
3月に入った。それと共に最後の面接が行われる。進化させてからダンジョンに行くことはなく、この面接の準備をしていたのだった。行こうとしているボディーガードの職業、週3日間勤務して、残りの2日間はトレーニング、残りの2日間は自由といった感じだ。俗に言う週休2日制と呼ばれているものだ。
その企業に所属しているダンジョン配信者を護衛するのが仕事となる。最初は顔合わせという体で、色々な人の護衛に移される。そして、次からは指名制に変わるのだ。半年の間、その研修兼顔合わせということで働くことになる。
その働き方に納得し、次の面接は何があるのかを聞いたところ、年功序列は消え、ここも能力主義に代わっていた。その能力チェックが行われるようだ。それが終われば晴れて入社となるようだ。正直なところ、この面接で受け答えができていれば、入社できるようだ。
今後の目的は主要な人物の護衛に行くことらしい。それを日本国内で行い力を拡大させていくようだ。エントリーしたのはボディーガードの方だが、第2候補として配信者の方も選択していた。そこを突かれたが、ごまかすことを成功した。正直どっちもダンジョン関係の職業だ。どっちになってもハズレではないはずだ。
そして、第2候補と第1候補のこだわりがあるのかを聞かれ、特にないです。と答えるとこれで面接が終わる。まさか、これで配信関係のところに飛ぶとかはないよね?ということで面接が終わった。
そして、ダンジョンに行く日がやってきた。進化したスケ3の能力チェックの時間だ。人形たちは、口の中に空洞ができ、話すことができるようにはなっているはずだ。だが、話すことはできない。というよりかは話さないというのが正解か?
テイムをしたことにより、上下関係が芽生えてしまったことの弊害なのかもしれない。死んでほしくないため、進化後にテイムをすると成功してしまった。そのため、今は召喚獣となっている。簡単な挨拶はできるが、跪きながら、
「我が君主を」
といってくるため、なんとも言えない空気になる。執事とメイドにしたのは俺だけど、堅すぎるな。これが普通なのか?本物の執事とメイドを見たことがないため、何もいうことができない。時間が経てばフランクな感じになるだろう。
スケ3の能力チェックをするため、召喚した。もう30階層のオークナイトも余裕になっているはずだ。次の階層に行ってもいいのかもしれない。まあ、進化後の性能チェックだ。進化前と比較するのはこの階層がちょうどいいはずだ。
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