第900話
その蜂の階層を数回周回していると、集合時間がやってくる。今更だが、集合時間って要らなくないか?いつも人が少なくなる15時に集合となっている。それ以降は主婦の人や早めに晩御飯を食べて、人が晩御飯に行って人が少ないときに周回しようとする人が帰ってくる。
集合をするのならこの時間が1番良いだろう。集まる必要ないだろうと思ってしまう。最終テストでは買取りしたときの金額を提出する。そのときの紙を学校に提出すれば良くないか?そう思ってしまう。いつもよりも早く帰ってくるため、経験値的には美味しくない。
もし集合しなければ、頑張らなくても2周はできるぐらい時間に余裕がある。外に出てしまうと、今日はダンジョンに潜らなくていいやと思ってしまう。そうなってしまうため、外にはあまり出たくない。それが授業の方法なら従うしかない。こんな感じで金曜日が終わる。
そして土曜日だ。土曜日も蜂を殺していく。もう作業のようなものだ。1層目は魔術師が水をかけ白狼が凍らせる。そして、2層目は魔術師が殲滅する。最後の3層目は白狼のアイスストームと中心に俺がライトボールで照らすことで引き寄せ殺していく。
そんな作業を13時まで繰り返す。白狼のレベルがこのときに75まで上がった。これで進化が可能になった。どうやら白狼の方が貢献していると判断されたようだ。まあ、経験値が一番美味しい、女王蜂のところは白狼が倒しているのだからこうなっても仕方がないだろう。
1層目もほとんどを白狼が倒していると考えてもいいぐらいだ。アシストが魔術師で、ダメージ担当が白狼みたいに判断されていそうだ。次に魔術師が倒し、最後は白狼だ。経験値的な差を考え、同時に進化ができるようにすると考えると、白狼と魔術師の位置は反対が良かったのかもしれないな・・・。
あと蜂に光る方に飛ぶ性質があるのなら、魔術師を最後の女王蜂を殺すようにした方が効率が良かったのかもしれない。アイスストームの吸引力は近衛のしがみつく力を超えている。ならその下の層の雑魚なんかは抵抗すらできないだろう。
本当に反対にすべきだったな。そんなことを考えても、白狼のレベルがマックスになったのだから、魔術師のレベル上げだ。そして、土曜日が終わった頃に、魔術師のレベルが75になっていることを確認した。これで一斉に進化をすることができる。
進化ができると言っても、もう時間は遅い。進化を指すとしても明日になりそうだ。明日進化をした後に能力チェックだな。進化をしたときには新しく能力を手に入れている。その確認をしてから、強さの確認だ。
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