第617話
今から順番待ちをしても一回行くと家に帰るようになる。チーフのトレーニングの時間に当てるか。騎士とチーフを召喚する。ボロボロになっている剣を取り上げ、新しい剣を渡す。そして、素振りが始まった。少し様になっているように見えてしまう。
数分振り下ろしが終わると、ゴブリンを探しに移動し始めた。実際に戦ってみようとのことだろう。1撃も攻撃を受けるなが課題として妥当だろう。そしてゴブリンと出会い、チーフと向かい合っている。いつもは盾をで守っているせいで、攻め方がわからないと言ったところだろう。
ずっと守りばかりしていたことが原因だな。そんな守ってくれる盾も持っていない。剣一本で戦っているわけだ。ゴブリンが攻撃を仕掛ける。武器も何も持っていないのでその爪による引っ掻きだろう。対するチーフは振り下ろしだ。
すでに剣を振り上げており、引っ掻く手前に振り下ろすつもりだろう。その剣を振り下ろした。ダメそうだな・・・。守ってくれる盾があればそうはならなかっただろう。守ってくれるものがないという恐怖があるのはわかっている。
だが、振り下ろすタイミングで目を瞑っていた。その剣の振り下ろしはゴブリンには当たっていない。当たる寸前のところでこけている。そこから起き上がりチーフに攻撃を仕掛けようとしていた。
それは騎士によって止められる。ゴブリンの頭を殴り飛ばす。地面を数バウンドさせ木の幹に叩きつけたれる。その腹から木の枝が飛び出していたので時間の問題だな。力加減をしていたようだが、相手はゴブリンだ。
受け身や後ろに飛びながら受けることで威力を逸らすこともできないことを忘れていたのだろう。まあ、死んだわけだが、チーフの方も落ち込んでいる。チーフと騎士の戦いが始まった。力では圧倒的に騎士の方が上だ。
振り回しの攻撃は行わないように心がけているようだ。剣にまだなれていないため、体が振り回されてしまう。それを防ぐためだ。行動を最低限に無駄な動きを減らさないと騎士には勝てないだろう。
騎士と戦っている時には目を瞑らなかったのに、ゴブリンと戦う時にはなぜ目を瞑るのだろうか・・・。死ぬからか?騎士との戦いでは互いに殺さないことを条件に行っている。それが悪さをしているのかもしれない。
盾を持っている時もそうだ。盾で受けると死ぬことはない。この可能性が高そうだな。荒療治でもするか?騎士に殺す気でいけと命令を出すか?トラウマになる可能性が高いからなしだな。最悪信用してもらえなくなる。
慣れだな。それでも治らなければこの方法を取らないとな・・・。
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