第143話

 今週の授業で、冬休み明けに何やら模試をするそうだ。あと宿題として、共通テストの過去問を渡された。する気が起きないし、今する意味がないとも考えられる。そのため破いて捨てたくなったのだが、我慢だ。


 解く気もないので、適当に穴埋めしてそれを提出するつもりだ。ということでやってきましたダンジョン。今月5回目で明日いくと今年最後のダンジョンに行く日になる。あと大掃除だが、全部魔法でしてもいいとのことだった。長く住んでいたこともあり、こびりついた汚れが取れない。といっていた。おそらく、年で掃除がキツくなってきたのではないか?と思った。


 もしこれを話してしまうと、ご飯がなくなってしまうので黙っておこう・・・。気付いてもいうなみたいな雰囲気を出していたとは言いずらいな。


 狼がきたことで連携を変更しなければならない。というわけではなかった。今では、魔術師の方に騎乗スキルを果たした方が良かったのかもしれないと後悔している。護衛として灰狼を派遣しているわけだが、それに乗って移動型砲台として使えるのでは?という発想が出た。


 それは見たかったな・・・。という気持ちが現れ効率も上がりそうという気持ちも湧いてきた。移動型砲台にすることで、飛ばした。魔法や弓が外れるということが起きる。そのため移動型は強い。それだけではなく、敵がわからないところから魔法を飛ばしてきた場合。飛んできた方を警戒するのだが、その背後から撃つことが可能になる。そのため意表をつくことができる。


 こうなると、混乱や警戒する場所が増えることにつながるので、殲滅が簡単にできるようになる。もし、身を寄せ合って耐えようとしていたとしても、魔法が飛んでくることを考えると、これはダメな作戦だ。そのためバラバラで警戒するしかなく、そのため1体ずつ仕留めることが可能だ。


 といって騎乗のスキルブックがないので、使うことができない作戦だ。もしできたとしたら強いな・・・とのことで想像を膨らましていた。もし後衛に敵が近づくことがあってはならないそのための護衛だ。避けることができにくい、魔術師の援護が主な仕事になりそうだ。


 狼の場合は、スピードは速いので特に問題には感じていない。問題だったのは魔術師のスピードだけだった。今までは、その背中に乗せて走らせていたのだが、今は、その背中に乗せる必要がなくなった。そのための乗る時間が減ったことにより、すぐに魔法の追撃ができるようになった。

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