第144話
そんなこともあり、2日ともダンジョンに潜り、学校へ行き。最後の25日になった。校長のありがたくない言葉を聞き、掃除に取り掛かる。といっても時間の無駄なので、
「浄化」
綺麗にした。効果範囲が狭ければ、魔力を込め広くすればいい!!そんなことを考え魔力を込めたところ部屋中にその光が入り床や窓が綺麗になった。もちろん、その周りにいた人たちにも協力をしてもらってはいる。
「言った通りに・・・」
先生を読んできてもらった。監督してもらっている先生だが、優しいことで有名な先生だった。掃除なんかは厳しい。しかも、ぱっと見でどこに埃が溜まっているのかがわかるらしい。掃除をしていると身に付くそうだ。絶対に違う・・・。この先生にあたると掃除のやり直しが起きてしまうので、あたりたくはないと願っている人が多くいる印象だ。
「綺麗だね」
先生がそう呟く。ということは・・・?
「帰ってよし!」
そう言葉が出た。よし!!これでさっさと帰ることができる。決められた時間までは掃除しなさいとか言われているが、この先生の場合綺麗になれば帰ってもよし、通常の掃除は別に適当でいいよ。という先生だ。ゴミ捨てぐらいはしてねー。的な感じだ。
やったー帰れるぞー。とのことでルンルンで教室にある荷物をとっている時だった。また、勇者君が行くてを阻む。
「掃除はしたのか?終わったなら他のところを手伝わないか!!」
そんな暴論をぶつけてきた。正直、もう早くここから立ち去りたい。今スキルを発動させるためには、勇者君が目を離すしか方法がないのだが、そんなことを許すわけがなかった。めんどくさい説教もどきが始まったよ。
「めんどくさ・・・」
そう言いながら荷物を取り出す。流石にここでは暴力を振るわれないのは分かりきっている。そんな言葉には誰も耳を貸さない。いくらカーストが上の方にあろうともそんな言葉には傾かない。俺にカーストなんかめんどくさくて相手にもならない。もしいじめをするなら見せしめに処す。
それだけのことだ。何かを勇者君が話しているのだが、それを無視して荷物を背負う。途中で先生に会って掃除は終わったのか?と聞かれたのだが、
「終わりましたよ。担当の先生に聞けばわかることですし・・・、場所は327教室です。」
「あーあそこか・・・ならいいぞ」
おそらく終わったことを伝えられていたのだろう。しかも早かったから自慢をされたのだろう・・・。勇者君は手伝うこともせず、説教優先だからなwww
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