第136話

 新たに気配を消す技を覚えた。それが闇魔法のプロテクトだ。バフなので効果時間があるのだが、効果が高いのだが、使う機会がないな・・・。チェーン系では、縛るのではなく、動きを封じるというのが近いのかもしれない。感覚がなくなるので、動くこともできず。その場で止まり効果が切れるのを待つしか方法がない。だが、かけられる前に魔力を少しだけでも放出すると、その魔法は打ち消される。


 他の魔法より耐久値が低いのがこの魔法の特徴だ。その他の魔法であれば、魔法をぶつけるか、剣できるかしないと切れない。なぜ、そんなことがわかるのか?それはゴブリン相手に試しているからだ。


 11階のゴブリン相手に魔法で遊んでいる。たとえばヘイトをもらってから、ダークプロテクトで隠れてみたり、魔法使いや全体にダークチェーンをかけてみたりと研究をしながら、遊んでいた。その研究の成果がこれだった。あと分かったのは、光魔法が本当にふざけているぐらいだ。


 スピードが早すぎる。そのせいでコントロールが効かず、そのまま木に当たったり、回避された後にすぐに方向転換ができなかったりする。それだけではない、攻撃力が皆無だ。ゾンビには大ダメージだったが・・・。ダメージが軽減されていることもあるが、チックっと感じる程度のダメージだ。そのため速さで魔法を打ち消すことに特化していると考えている。


 耐久値も高いので、チェーンは使いやすかった。足や腕を狙うよりかは、体を狙った方が当たりやすい。ダーク系の魔法より効果時間は長いものの、行動をある程度することができる。あとはアイスチェーンが凶悪すぎたことだ。


 使えることを忘れていて、今日大蛇で試してきたのだが、当たった瞬間そこが凍り出した。そして水をかけていると、もっと凍るスピードが早くなった。その結果氷像ができたのは気持ちよかったなー。


 効果がついているものは壊れやすく、効果が少ないほど壊れにくいように感じる。遊んでいる間に、魔力操作のスキルレベルが上がった。そのため操作性がぐんと伸びた。そのおかげで急な方向転換や追尾が可能になった。自分の思うがままに動くことは嬉しいことだ・・・。


 そして召喚魔法では、待ちに待ったカースウェポンが追加されていた。それは、あのアンデットの時のドロップもどきだ。今回の目的は、その罠として使うわけではない。その自我を持っているということが重要だ。しかも中に浮いている。もうファンネルみたいなものだと思う。そのため攻撃ができ手数が増えるってすごくない?とのことで召喚していたが、普通に強かった。


 まー召喚してみて意外だったのは種類が多かったことだ。剣もあれば槍もある。刀がなかったのは残念だ。もしあれば妖刀だったのに・・・。ということはマジックハンドいらないかも・・・。

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