第137話

 気を取り直して3回目のダンジョンへやってきた。ナンパ男はどうでもいい。この階にいる人を見ていたのだが、基本装備は蛇系のものだ。あの地獄の周回をずっとしていたのか・・・。


 召喚魔法で出てくるカースウェポンの戦闘だ。剣であれば切りにいく、槍であれば突き刺しに突っ込むそんなことを繰り返し行うだけの脳筋だった。他にも知能がある物に対しては、地面に音を立てて倒れてもらいそこに近づき、武器を拾った瞬間にその剣を体に突き立てるということも行っている。


 弓はハズレだった。矢がなければそいつは何もできず。逆に矢であれば、弓が必要なく飛んでいく。そのため、弓の使い道がなく、今では召喚できるとすぐにリリースしている。カースウェポンだが、装備をしていてステータス減少といったデバフがない。


 剣といった武器を召喚するのよりはコストがかかるが壊れにくいと考えるとプラスになるだろう。そして呪われた武器というのが存在しているらしい。装備変更不可になったりステータス減少になったりするらしい。この状態異常無効が呪い武器にもかかれば、それを装備できるのに・・・。


 呪い装備だが、その装備が強ければ強いほど呪いの効果が高まっていく。そして、その装備にはスキルがついているものやステータスアップといった効果がついているものもあり幅が広い。そして解呪をすることができる。だがそれをすると、上乗せされていた効果が消え、ただの剣になったり下位互換のスキルになったりするそうだ。


 仮に呪い返しをした際にはその武器に呪いが帰ることになる。そのため武器が耐え切ることができず、壊れてしまうらしい。そんなものは装備するつもりはないから安心だ。といっても召喚したものを使うわけにもいかない・・・。


 中には凶暴化のスキルをデバフとして付与できる。その効果は、筋力と守備力が上がる代わりに理性を失うものだ。さらにこれだけで済むわけではない。一番近くにいるものから攻撃を始める。そのため最初の被害は仲間からになってしまう。


 この呪いの強さがわかった?もしこれが魔法で使えるようになれば凶暴化やその解除なんて自分の手の上で転がせるようになる。そのため、対人戦において一番欲しいまでのスキルに上がってきている。ゴブリンで試してみたとしたら、仲間われが確実に起こる。そのため1体は確定で持っていくことができると考えるとこの凶悪さが浮き彫りになってくるな・・・。

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