第1326話
2回目だ。攻撃としての動きを確認するため、同じような方法で今度は後衛を攻めてみる。魔物戦術の考え方を知りたいと思った。後衛に攻撃を仕掛けた時には、俺を追いかけるのか、違うのか?という問題だ。同じ敵の構成で行いたいというのが本音だが、出会う確率なんて低すぎてはないにならない。
そのため、変わってもいいから試そうと考えたのだった。今度のオークは短剣や弓、剣といったちょうど良い構成だった。だが、魔法使いがいない。まあ、許容したい・・・訳が無い。基本的にパーティーは魔法使いがいる。そのため、弓だけでは話にならない。
全てのオークが攻撃を仕掛けてくる時には、向かって走ってくるのだった。弓のオークを少し後ろに下げ、攻撃をされないようにするのだった。さっきの戦闘(1325話)では、槍と薙刀のオークが、大剣を置いて行ったことで生まれた隙をついた方法だ。今回の戦闘なら、1人で全部を相手しているようなものになってしまうだろう。
これはカウントしなくていいだろう。後衛が2体以上で、守りとして1体がいるパターンそれを試したいだけだ。白狼と魔術師に前衛から狙うように命令を出し、オークのパーティーに近寄る。そして、パーティーの中央に分身体を作り出しすぐに入れ替わる。そして、目の前にいるオークの後ろにも分身体を作り、入れ替わった。弓を肩に下げ、走っているオークの目の前に現れるのだった。
作り出した2体の分身体には自爆を命じる。爆弾を作って即起爆の方法だ。爆発と共にそこに魔法が降り注ぐ。爆発する前にパーティー中央に移動した分身体は殺されてしまったが、先頭にいたオークは後ろに振り返っていたため、ある程度のダメージは期待できる。
弓を取ろうとしているオークの喉にクナイを投げつけた、避けたもののそのクナイは弓の弦を切り裂き、遠くに飛んでいくのだった。そのオークは弦の切れた弓を取り出すのだった。困惑による脳の停止だ。その停止している間に刀でオークを殺す。魔法の雨により砂埃が舞っているところに、斬撃を飛ばし、数体のオークを殺すのだった。
先頭にいたオークは魔法により、HPが削られて死んだ。その他のオークも全員死んでいるこれで2周目は終わる。そして、3周目にて後衛が3体いるものと出会うのだった。前衛を分身体での移動ですり抜け、後衛に攻撃を仕掛けようと走り出した時には、その前衛たちも反転して後衛に走る俺を捕まえようとする。その向けられた背中に白狼と魔術師が魔法を放ち、後衛を殺すことで終わった。
そして4周目だ。今度の後衛の数は2体だった。この時は少し変わった動きをする。前衛を放置し後衛に走った時には、何体かのオークはこっちを見て確認をしていた。だが、前衛のオークは白狼たち後衛を狙い動くのだった。
後衛にいる人数が多ければ、重要視しているのだろう。それか、一番強いアタッカーが後衛にいるのかのどちらかだ。おそらく一番強いのが後衛というのが落ちだろう。
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