第221話
ここは、勇者くんを主体とした。称号獲得の物語であるwww。やば笑えてきた。とりあえず、称号が出た1月1日からスタート!!
side勇者
俺の名前は光だ。職業は勇者、自分で言うのもなんだがクラスのみんなに慕われている人気者だ。そして、この地域の氾濫から守った英雄だ。だが、倒すべきものはいる。それはあいつだ。部活にも参加しなければ、真面目に戦いもしない。だが、俺よりも強いことがよりむかつきを増幅させる。
「おはよう」
親に挨拶をし、おせちを食べる前に顔を洗っている。その鏡に目をやると、頭の上に何か文字が書かれているのが目に入る。コンタクトやメガネを今は着けていないので何も見ることができない。顔を洗い終え、コンタクトをつけ鏡の前に立つ。
頭についていた文字は「勇者(笑)」だった。怒りや恥ずかしさで顔が赤くなる。こんなのはステータスが関与しているのは確定だ。そのため、ステータスを開き表示をオフにする。そして、テレビを見ながらおせちを食べているのだが、チャンネルはバラエティー番組かニュース番組しか行っていないようだ。親はバラエティーがあまり好きではなかったので、基本的にニュースだ。
俺はどちらかと言うとニュースよりもバラエティーの方が好きだ。2つの番組がニュースをしていたのだが、どちらも称号のことを挙げていた。それも良いことではなく悪いことだ。税金泥棒とか、その辺りだ。(147話)
称号か・・・。
「どんな称号があった?」
そんなことを聞かれた。親もダンジョンに潜っている探索者だった。親にも称号が付与されていた。それは主に二つ名だった。父は剣士、母は魔術師だ。父はまだバリバリにダンジョンに潜っているのだが、母は退き生産職になっている。父の場合は、剣聖の職業を持っている。さらに見た目が渋いことから将軍と言われていた。その将軍が称号として現れていた。
母の場合は最近動いておらず、名前が忘れられていたので称号は何もなかった。そして俺の番だ。変な称号であれば、親から不審に思われるかもしれない。いい称号でありますようにと願って開く。そしてスライドさせ、その中身を確認する。
そこには、最初にあった勇者(笑)に勇者もどき、戦犯、魔王を作りしもの、敗北の勇者、ユニークに負けたもの、だった。
「どうだった?」
総親に聞かれたのだが、
「勇者関係だったよ・・・。」
と答えることしかできなかった。それ以外親から何も言われることがなかった。もう嘘を言っているのがバレたのかもしれないな・・・。全部あいつのせいだ!!神社であいつに勝てますようにと願っておいた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます