第171話

 あのダンジョンの氾濫によるマスコミ襲来が収まってきている。ように感じる。部長が言うには、部活をしているところまで出てきたらしい。あの勇者くんだが、ネットのおもちゃにされているようで、偽物勇者や勇者もどきとか言われているらしい。


 来月は、最終テストがあるのでいくことは難しいだろう。そのため、3月にあのトレントを倒すことができればいいな。トレントのドロップにあった野菜だが、いつも買っている野菜よりも甘味が強かったり苦味が少なかったりしていたので食べやすかった。オーク肉と白菜でミルフィーユ鍋食べたいな。


 冬なため、外は寒い。だが、学校に行くために外に出なければならない。その学校から帰って暖かい鍋を食べたくなってしまった。学校が終わり、家に帰る。そんな生活を繰り返し、1月最後のダンジョンに行く日がやってきた。レベルが上がったことによって新たな魔法を覚えた。それは天災魔法だ。レベル1では、地割れを覚えている。もしかすると、ここにメテオが入っているかも。


 魔法の代名詞といえば、このメテオだろう。隕石を召喚するのか、それとも作り出すのかはわからないがロマンが詰まっている魔法だ。あのトレントに攻撃として使えそうだし、タイミングが最高にいい。


 国相手でもこの魔法があれば戦えそうだな・・・。まっ、そんなことは起こらないけど。最近勇者くんの姿を見ないな。ダンジョンに潜り込んでいるのか?あっ、謹慎くらっていたことを忘れていた。あの怪我と勝手な行動により、2ヶ月の謹慎を命令されていた。もちろんその被害者でもある俺や部長にも連絡が行っていた。


 勇者くんがいつも教室で暴れているので、その印象が強く残っている。スマホにもメールがきている。もちろん無視をしている。内容がひどいからだ。俺の中で存在が大きかったのだろう。謹慎になったとしてもバレなければ問題はないわけだ。俺ならダンジョンに遊びに行くかな?


 あのパーティーメンバーがチラチラを俺を見ているのだが気のせいであることを願いたい。どうせ勇者くんから何か頼まれていたのだろう。恋する乙女は盲目になるもんだな・・・。あんな勇者くんのどこがいいのかさっぱりだ。パーティーを組んでも攻撃されないかヒヤヒヤしながら戦うとなると何個命があっても足りないね。


 勇者くんの戦い方的に自分が中心になって戦っている。そんなところを見ると、自分の仲間は信用できないみたいな感じなのかな?それとも弱すぎて前線を任せきれないとか?関係のない他の人のパーティーの事情に首を突っ込みたくないな。見え透いてる地雷だし。

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