第1048話

問題はなさそうだ。魔力余りもあるようだ。なら30階層に挑んでもらうか。オークナイトのとの戦闘だ。数が必要か?いや、いいか。結局ソロで行くことになるのだから、クリアしてもらわないとな。


と順番待ちの間に来週は休みにすることを伝える。ちょうどクリスマスあたりになる。もちろん、その辺りは大学は休みになる。というか休みにした。そうなると今日で最後だ。


「もしかして、彼女さんですか!?」

「なんでそうなるんだ」


「あっ、いないんですね。ごめんなさい」

「謝るな。こっちが悪いみたいになるじゃないか」


「じゃあ、なんで休みにするんですか?」

「クリスマスの時のダンジョンの変化って知ってる?」


「何かあるんですか?下の方ではモンスターが変わっていることは知っていますけど・・・」

「あれとは別だね。クリスマスと、バレンタイン。この2つに共通することは、リア充爆発しろイベントだよね?それがダンジョンでも起きるって感じかな?」


「リア充でなければ関係ない?」

「リア充との違いは攻撃に来やすいかどうかって感じかな?気配察知の代わりにリア充察知のスキルがついている感覚かな?その襲ってくる魔物の装備は金属になっているでしょ?そのドロップが美味しいんだよ」


ちなみにこれは事実だ。実家付近の時では鎧を着ていることが多かったため、その買い取り金額も大きくなる。レアな武器とかが手に入るだろう。


「鎧はスキル付きのものでしょ?」

「はい、そうですね」

「効果は言わなくていいよ。剣と盾は?」

「ついてません」


「今回のクリスマスは、その効果付きを狙ってみるとかどう?魔物も強くなっているから、下の方の階層で戦うことになるけどね。一旦終わりかな?順番だね一緒に行くけど、手助けはないと思っていてね?」

「はい!」


門をくぐりボス部屋に入っていく。5体のオークと1体のオークナイトのようだ。オークナイトが持っている武器は、盾だけだ。どうやら、攻撃手段を持たないタイプが用意されている。残りの5体の内訳は、剣と盾、槍、魔法、荷物持ち、銃だ。ここできて銃のゴブリンが登場するとは・・・。


「手助けは!?」

「なしで!危なそうだと思ったら助けてください!」


強気だな・・・。危ない場面とか、銃を持っている時なら多くやってくるだろうな。すぐにカバーに入れるように、身体強化だけは発動させておく。戦闘開始だ。先手は王子の魔法だ。だが、アースウォールを立てられる。そこに魔法が当たってしまい効果がない。オークが1体頭をのぞかせる。どうやら後ろで階段状になっていたようだ。銃を使う上での高所有利になる。


その壁の左右には槍を持ったオークと剣と盾を持ったオークが立っている。横から回る相手の足止めとして動いているようだ。爆弾がないのがまだ救いだな。銃ができているのなら、爆弾があるはずだと考えていた。


爆弾で地面が隠れている中で、狙撃がやってくる。はっきりいってクソゲーだ。最悪方向を見失って反対に動く可能性もあるくらいだ。気をつけておくに越したことはない。銃オークの顔が壁から隠れる。おそらくリロードタイミングだろう。


なんだ、魔法銃じゃなかったのか・・・。魔法銃であればリロードはいらない。しゃがんでいる理由にも納得がいくだろう。その代わりにオークナイトが頭をのぞかせる。盾の裏で顔を出していることから、1回の攻撃で殺すことまでは行かないだろう。


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報告_報告

引越しの荷物作りのため、明日の更新は遅くなるか、なくなる見込みです。

(ちょうど1年目なのに・・・)

あと2024年11月12日に引越しがあるのでその日は更新はないと思っていてください。


以上

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