第224話

 side主人公


 次の日になり、何事もなかったかのように学校にきていた。というか、怪我とかはなかったのか?それなら驚異的な回復力だ。寿命とか削ってそうで怖いな・・・。今週で6月から7月に変わろうとしているところだ。もうすぐ夏休みで、部活の遠征が行われるとかいないとか。どのみち行かないので別にどうでもいいかな。


 何やら噂として流れているのは、留学生が来る。という噂だ。交換留学ではなく留学生だ。何年に来るのかわからないが、先生がそんなことを話していたという噂から広がっている。日本語もある程度話すことができるので問題はない。一番の問題は、アメリカからやってくるという点だ。


 アメリカの勉強方針はしたいことを学べという方針だ。これが何を意味しているのか・・・。それはダンジョンのことについて学んでいるかもしれないことだ。ダンジョンについて学ぶ?だが、そんなものはほとんどない。ということは戦闘ばかりしているかもしれない。そんな妄想が膨らむ。


 そんな人に勇者君が勝てるわけもない。留学理由はおそらく勇者君がアメリカの脅威となるか見にくるといったことが目的だろう。この時に「弱っ」とか言われた時の顔が見たいな。来るとして文化祭の前後だろう。後だったらいいな・・・。文化祭で戦わずに済むし。


 ______


 7月1日午後17時ごろベットに転がっている時だった。


「あー、あーマイクテスト、マイクテスト」


「ん、ん(咳払い)やあ、久しぶりだねー。称号の結果はどうだった?・・・うんうん、そんな喜ばなくてもよかったのに。称号の更新を始めるよー。と言っても更新は終わっているんだけどねー。じゃ、これから多分半年周期で更新していくよー!!」


 とのことだ。魔王と大魔王ぐらいしか覚えていなかった。というか称号の機能があったことすらも忘れていたぐらいだ。と確認するか・・・。(146話〜現在)えーっと手に入った称号は・・・。みると、newと書かれている。ありがたい話だ。これで書かれていなかったら、全て確認する必要があった。パソコンみたいに開いたところの色が変わればいいのに・・・。


 称号の欄を確認する、一番上から、ボスを沈めたもの、進化させたもの、レアモンスター所持者、勇者の天敵、ユニークを倒したもの、食べ物を粗末にしたものだった。全てに心当たりがある。まあ、最後以外悪いようには思えないので大丈夫か・・・。

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