第232話
四天王も登録したし、強さを確認するか。最強格の騎士の登場だ。暗黒騎士見たいな鎧は、四天王になったせいなのかはわからないがより禍々しく、刺々しくなっている。まさに魔王軍の将軍だ。そして頭脳担当のチーフはあまり変化がなく。雰囲気が少し変わったかな・・・?程度の変化だ。
そして、ゴブリナ(魔術師)は衣服が黒っぽくなっている。さらに、闇魔法を獲得だ。なんか、ゲームであったら闇パとか言われてそう。そして白狼だが、目が黒くなった。その目は、黒色の結膜に黄色の角膜だ普通にかっこいい。ずるいな・・・。体の色も特に変化はしておらず、属性の変化もない。だが、幻覚を付与することができる邪眼を手に入れている。
それを発動させるには、魔力消費によるので白狼にピッタリだな。お試しコボルトとの戦いだ。弓が2体、短剣が2体、槍が1体だ。まずは騎士のみでの攻略だ。騎士が真っ先に突っ込む。それと同じ速度で、短剣がやってくる。騎士が両手を広げる。
その高さはちょうどコボルトの頭の高さぐらいだ。すれ違いざまに頭を掴み、弓に向かって投げ飛ばした。間に入った槍によって受け止められたものの、もう一方は弓持ちにあたり受け止められず一緒に飛ばされる。何本もの木を薙ぎ倒しながら飛んでいき、止まった時にはどちらもすぐに動くことができていない。
一応これで、残り3体か?復帰してくる前に、弓を押さえつけようとするが、時間稼ぎに徹しているようだ。弓を捨て、素手に切り替えている。そして、攻撃を避けることに集中している。流石は素早いと言われているコボルトだ。本気ではないとしても騎士相手に攻撃を当てられることなく避けている。
余裕そうだな。このままでもスタミナの差で勝つことができる。だが全ての攻撃が避けられていることに騎士がイラついてきている。身体全体に気力を込める。急激に上がったスピードについて行くことができず、腹パンが入る。体が小さいので、そのまま中に浮いた。その頭を掴み、握りつぶした。
落ちてくる死体の足を掴み復帰を仕掛けている槍に向かって投げ飛ばす。やっとのこと受け止めた反動が回復してきたというのに、この仕打ちだ。次の復帰までも時間がかかるだろう。飛ばされた短剣が復活したようだ。その際受け止めた弓はもう息だえている。短剣2体で攻撃を仕掛ける。こいつらが残党だ。
短剣の攻撃に合わせて手刀による攻撃を合わせる。キンッ!!金属同士が合わさる音が聞こえる。そして、後ろにあった木に刃が3つ刺さる。武器を完全に破壊したようだ。その壊れた短剣を、騎士めがけて投げる。だが、その攻撃力が低いことを見切っており、ノーガードで受ける。
逃げようとする短剣の足を掴み、もう一方の短剣に投げ飛ばす。そして、同じようなスピードで突っ込む。少し軽かったのかな。そのコボルトを受け止め、息もあることにホッとしている所に腹で腕を貫いた。そして貫いた腕を引き抜き、鎧についた血を拭いていた。
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