第140話
今月4回目のダンジョンだ。もう今月は行けても残り2回だろう。大掃除をすることもあれば、祖母の家に帰ることになっている。そこで正月を過ごしてから実家に帰る。そんな予定が立っている。大掃除は魔法で一瞬で終わらすことができる。だが、それを親が許してくれるのか?という話だ。
掃除が好きで家に感謝の意をこめて掃除をするという人も中にはいると思う。それが母さんだ。そのため、魔法の許可が出るのかが不安になってきている。もし了承が得られた場合は浄化で一気に掃除を終わらそうと思う。おそらく、この一軒家ぐらいであれば、魔力が持つだろう。これからこき使われないように気をつけよ・・・。
あと2週間も学校に行くことになると憂鬱だなー。それに宿題も出てくる。これはすぐに終わらすことができるとして、問題は、学校の大掃除があることだ。もう学校ぐらいなら浄化を使ってもいいだろ?わざわざ温くならない水に手を入れ雑巾を絞る。そんな苦行はしたくない。
しかも綺麗になって許可が降りれば帰ってよし、とのことだ。それの許可を取るのが難しく。ハズレを引くとなかなか帰らせてもらえないという先生もいるようだ。そんなハズレをひきたくないところだが、それがあるのが最終日25日だ。
そんなことを考えながら、11階に到着した。昨日はイライラもあって木に注目をしていなかったのだが、予想をしていた奇襲が未だ起きていない。そのことからこの階では奇襲は起きないのだなと安心することができた。
気配を殺して探索をする。何か、2つの気配が合わさって動いているような感じのものを1つ見つけた。それに近づくと、ゴブリンライダーだった。乗っているのは狼だ。その色は俺の持っている狼と違い灰色だ。なんか薄汚れてそう・・・。
それに残りが3体となっているところを見ると、このゴブリンライダーで2体分の扱いになる。残りの3体とも弓を持っており、相性はとてもいい。ということで戦いを挑む。
この階層のゴブリンから、臭い匂いはしなくなっている。そのため安心して戦うことができるのがいいことだ。前の階層であれば、近づくだけで顔を顰めるような匂いだった。そのため今は安心して戦うことができる。召喚が終わり戦いが始まろうとしていた。
だが、奇襲をされてしまった。ゴブリンライダーが突っ込んできたのだ。もしかして狼の嗅覚によって奇襲さられたのか・・・。
ともあれ戦いが始まる。
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