第126話

 課題は、毒への対処や攻撃方法をどうするのかだ。皮が硬すぎて攻撃があまり通っていない。攻撃を通すためにはどうすればいいのかだ。毒への対処は風魔法で飛ばすしか方法はない。


 攻撃をどのように通すかだが、柔らかいところ・・・と言われると真っ先に思い浮かぶのは口の中だ。あとは頭を潰すこと?だろう。いっそのこと飲み込まれてから、胃の中で貫通させれから脱出するか?それだと、装備が終わるか・・・。それか5階のオークみたいに氷像にするか?


「んー・・・」


 人間や動物の構図を見ると口の上に脳がある。そうなれば、口の中を貫通させて脳までグッチャグチャにする?今のところ、この作戦が一番現実的だ。またさっきのをすると、今日はMPが足りずこの階に来ることができなくなってしまう。一旦試すか・・・。さっきの戦い方でも勝てたし、いい案が思いつかない。


 とりあえず、氷から試すことにするか・・・。さっき並んでいた人が何人か減っている。死んだのかもしれないし、次の階に

 いったのかもしれない。そんなことより、自分の戦闘に集中するか・・・。幸い順番は回ってきておらず、回復をしている最中だ。といってもそんなにやばいほどHPが削られているわけでもない。


 召喚していたゴブリンは削られているのでその回復をしている。戻してまた召喚をするとMPを使ってしまうので、戻さずに放置している。やってきた人は警戒して武器を構える人も何人かいた。だが、近づいても攻撃してこないことを確認してから、その武器を片付け、順番に並び地面に腰を落とした。


 ボス部屋に入ると今さっきと同じようにスタンバっている。蛇の目ってサーモグラフィーの効果があると言われているがこれにもあるのだろうか?あるのであれば、スキルとして欲しいな・・・。


 あるとないとでは話が変わってくる。あれば、上からの奇襲を防ぐことができる。そして、隠蔽といった存在感を隠すスキルに対してのキラーの効果だ。そのため、ここからの戦闘では奇襲や長ものといったものが当たり前になってくる。そのための対策として有効だ。


 上や後ろには誰もいないと安心して戦っている時に背後から撃たれ、形成逆転される瞬間を想像した。そのため、このサーモグラフィー系のスキルがほしいところだ。そのため周回かな・・・。

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