第904話
白狼の強さチェックを始める。種族名にダーク系がついているが、闇魔法を手に入れていなかった。そのことから、邪眼関係だと思われる。邪眼はそんなに使っていないため、レベル1のままで麻痺しか使うことができない。
邪眼時には、片目だけが黒くなるように変わっている。前までは両目だったが、片目になったことで利点があるのだろう。使っている時には視界が黒くなるとかのデメリットがあったのかもしれない。その目を俺が持っているわけではないから、その弊害が何なのかはわからない。
進化をしたときに片目の変化に収まっているのだから、何か弊害があったのだろうと思っておこう。スキルで追加されているのは邪眼の魔力消費減少だ。今まで邪眼を使うとすぐに魔力切れになっていたのが収まるらしい。普通にありがたいスキルだ。
そして、邪眼の効果時間増加だ。邪眼は直視していなければ効果が発動しなかった。邪眼の発動を止めるとすぐに動き出すため、発動中に殺す必要があった。だが、発動終了後5秒間は効果が継続するらしい。減った魔力で殺せ見たいな感じだろう。
最後に邪眼の範囲化だ。進化前の邪眼だと範囲にいる敵に1体ずつ状態異常を付与していくため、魔力消費が大きかった。だが、このスキルが出てからはその作業が1回に縮まるため、魔力消費が抑えられるだろう。
もちろん通常よりは魔力消費が大きくなるが、敵を殲滅する時にはこのスキルが役に立つだろう。複数体を相手に戦う時には楽になったが、1体とかの少数の時に邪眼を使うと勿体無いか?とりあえず、蜂の周回ではお世話になります。
1体の時とかは、そんな邪眼を使うような場面が出てくることはないだろう。なら問題なしか。氷魔法の効果も変わらないし、風魔法の効果も変化なし。変化したのは邪眼関係だけかな?氷魔法と、風魔法を使って雪を降らせたり、吹雪を作ったりして殲滅している。
魔力も増えたことでできることの範囲が広がった感じだな。できるのは氷結の状態異常だ。蜂とかの飛行生物であれば、水に濡れることを嫌がる。それは雪も同じだ。当たったものは地面に落ち、雪に埋もれ死んでいく。
本当の殲滅特化になってしまったようだ。霙(みぞれ)から霰(あられ)まで自由自在だろう。いつでも雪合戦ができる。最後は水魔法の取得だな。進化前に魔術師が水魔法をかけていたようなことをできるようになるためだろう。そうすれば野生に帰った時でも1人で生きていくことができる。
邪眼の状態異常を付与する能力が強すぎて、他のものがあまり目立たないな。今回の進化は邪眼特化の進化と考えていればいいだろう。
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