第862話
ずっと銃ゴブリンのレベルを上げていると、授業が始まる時が近づく。それと同時に、卒業をするまでにクリアをするのが必要な階層数を言われることになった。3年に進級する前に行っていたアンケートからとったものだろう。
その必要な階層は、35階層のケンタウロスに決まった。今の平均の階層は30階層前後らしい。そこから成長することを考えると、この階層が妥当と判断されたようだ。もうクリアしているので何も言うことができない。
さらに、授業の変更がされた。遠距離武器の授業では、銃は使用してはいけない。そう通達がされている。どうやら銃を使うことで、その音の大きさで集中力が切れるようだ。その苦情があったからこそ、銃が禁止になった。もちろん、銃を使う人もいるのだから、それに合わせて銃専用の授業が出てきた。
高待遇だな・・・。それほど銃に期待されているのか?だが、新しくできた科目ということは、人が多く現れる以前に、俺が受けれるかどうか。そんな問題が浮上している。だが、今回は全ての生徒が参加できるようだ。そう書かれていることから参加するのは、問題はないだろう。
ただ、1年とかがいるのがな・・・。留年してしまった気持ちになってしまう。これも仕方がないことだ。銃を撃ちたい、その気持ちだけでくる人が減るように、銃は自分で準備すること。そう書かれている。武器として使う人以外は参加させない仕組みになっているようだ。
まあ、使わないやつが変に絡んでくるよりかはいいだろう。個人スキルを使う時にはグループワークは原則廃止にするようだ。あと、前期に魔法の授業を担当していた人は1年の担当に落とされたようだ。あの授業がゴミだったから仕方がないことだ。首にされなかった分だけまだマシなように思える。
取る授業が決まった。月曜は完全に休みにして、火曜日にあの銃の授業を入れた。そして、水曜日に近接戦闘だ。ここで本気になって筋肉痛になっても休めるように、木曜日は魔法の授業だ。本来であれば、この日の後ろに遠距離武器を入れるつもりだった。
そして金曜日はお馴染みのダンジョンでの実習の授業だ。今回は何円を儲けることになるのかな?近接戦闘の授業と、ダンジョンの授業だけは変更不可だった。どうやら、そのレベルに応じて入れることができる場所が決まっているようだ。
ダンジョンの方は単に人手不足と被らないようにという配慮からだろう。今回は生産系の授業を体験することはなしにした。さっさと卒業できるまで行くぞー!
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