第122話

 いつもの宝箱よりも大きい。そして宝飾が少しされている。そのため、少しレアなものだとわかることができる。そして中身だが、スキルブックにしては厚い本だ。これは職業ブックだった。職業はというと・・・剣士だ・・・。いらねー。いらないものが出るのは2回目だ。というか職業ブック自体いらない。いるとするならば、召喚やテイムしたモンスターにジョブとして授けるのに使うぐらいだろう。


 だが、今はいらないので売却するか・・・。そして、また列に並び直さずに6階にきている。もちろん狼の強化をするためだ。今の戦闘で一番の問題は、敵の人数が多かった時の対処法だ。今回はいなかったが遠距離がいた場合、魔術師にこれは対処してもらう。


 だが、それだと余ってしまうのが、狼だ。そのため、魔術師の護衛にしようかな?と考えているところだ。近づいてくるとなると、俺や騎士を倒さなければいけない。できるだけ強い敵は通すつもりはないのだが、今回のような敵であれば、普通にピンチに陥る。


 そのため、練習が必要だと感じたので、6階にきている。あと順番待ちがめんどくさくなったのも1つの理由だ。連携の練習も必要だな・・・。


 することが多くなってきている。ソロでするよりは倒すのに時間がかかっていないのでまだマシだ。もしこれでパーティーを組みました。一緒に戦ってます。時間かかりました。とかになると絶対そのパーティーから抜けそう。


 今回はイレギュラーだったので仕方がないという側面があるものの、今後は絶対こんなモンスターが出てくるという確定演出と同じだ。そのため学びにもなるが、戦い方の変更をすることになると考えると非常にめんどくさい。


 と考えてみたものの、このオーク相手では、個人で戦っても普通に勝つことができてしまう。そのため練習にならないという問題が発生している。縛りを入れるか?コマンダーに指揮を任せたゴブリン集団(リーダーも含む)といい勝負をしてオーク側が負けているぐらいだ。


 本当にどうしようか・・・。いっそのこと10階層に挑んでみるのもありだと思っている。正直ここの10階層に来る人はあまりいないらしい。そんなに都心部に近くないというのが大きな理由だとは思っている。稼げるようになれば首都付近のダンジョンに潜るようになるらしい。


 ダンジョンの専門学校があるのも都心部だ。そのため最近の都心部では、人口が多すぎるといった問題が起きているようだ。と言っても食糧には問題はなく。食糧ダンジョンと呼ばれるものが存在している。各県ごとにあるわけではないのだが、そのおかげで輸入する品や生産をする人は減ってしまったようだ。


 味に違いが出てくるらしいのだが、正直よくわからん。

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