第47話
本日2回目のオークだ。レアボス以外、レアボス以外でお願いします。そう思いながら門をくぐる。目の前にいたのは
「oh,ジーザス」
武器持ちだ。もうレアボスはお腹いっぱいだ。さらに、刀だ。なぜ、オークに刀なんぞ渡した?力任せに振るだけなのでその分戦いやすいのだが、下手すれば切り落とされる。刀とオークの相性は利にかなっている。だが、動きが遅いのがダメだ。これで動きが早ければ完璧な侍になっただろうに・・・。
と言うことで立ち向かうことになった。ファイヤーランスを飛ばす。オークとの戦いで魔法系のレベルが全て上がった。武器にあたり、熱を帯びたように感じる。魔法武器か・・・?めんどくさいが破壊するしかないか。
近寄りインファイトを仕掛ける。動きが遅いのでまずは撹乱だ。オークの周りで攻撃を回避しながら、そのタイミングを伺う。上から振り下ろしてきた。それを短剣で受け流し、地面に刺さる。ここだと思い、刀に発勁を放つ。刀と言うこともあり、硬いのだが、横からの攻撃には弱い。
勿体無いのだが、折ることができた。これが優秀なパーティーならおらずに倒すことができていたのかもしれない。そして、武器を無くしたオークはその欠けた刀を振り回す。リーチは短くなったので軽くなっている。そのため、振り回す速度が上がっている。
毒の方も刺してはいるので、これからは楽に戦えそうだ。ウィンドランスを飛ばす。腹あたりを狙ったのだが、振り回していた腕に当たった。さらにその痛さで、刀を落とした。これがチャンスだと思い近づき、腹あたりで発勁を発動させる。
一瞬のうちに遠くまで飛んでいき、壁にぶち当たる。壁に亀裂が入り、少しパラパラと砂埃が落ちる。血を口から吐き出しながらふらふらと立ち上がろうとしている。流石タフネスなオークだ。これでも倒れない。だが、少しづつではあるが、ダメージを蓄積できている。さらにこちらはノーダメだ。
気力や魔力を消費し、勢いよく詰め寄り、もう一度発勁をする。亀裂がさらに深くなった。さらに、肋の骨が折れているので、容易に立つことも出来なさそうだ。念の為、両腕と両足の骨を折っている。向いてはいけない方向に足が曲がっており、自分で言うのはなんだが、気分が悪い。ここからもう動くことができないであろうオーク相手に魔法を使いまくる。
アースランスをとりあえず心臓めがけて放つ。回転をつけているので、肉が抉れる音と共に血や肉が飛び散る。オークの周りは、血や肉がとびちり、見るも無惨だ。誰がこんなことを・・・俺ですけど何か。一人ボケをする。その間も攻撃を続ける。
死んでいると思うのだが、近づきたくないので、確認ができない。時間が経ち、オークが光出した。これで死んでいたことが確定する。そのため、攻撃をやめる。光が消えた頃には、宝箱が中心に落ちてくる。中には、豚肉もといいオーク肉と刀だ。さらに刀身が折れておらず綺麗なものだ。
やっぱり日本人たるもの、ロマンは刀でしょ。と言うことで、刀を背負う。呪い武器であっては困るので、装備まではしない。鑑定が終われば装備するつもりだ。スキルが出るまでは装備はお預けになるのだが。
オーク肉はパック状になっている見た目豚肉、味は豚肉だ。完全豚肉だが、高級扱いされていて、武器の次にこれが高くなる。一回食べてみたのだが、今回は売ることにする。これで今日の収入があることが確定した。さらにこのオーク肉量が多い。そのため、値段が高くなるだろうと予想している。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます