第662話
まだ、重さを指定した武器が届いていないため戦闘の授業は、その武器を持たずに行うことになった。いつも通り適当に終わらした。そして、遠距離武器の授業だ。アサルトを撃つ場合、スコープを覗いていれば当てることができる。だが覗かずに腰うちをするとほとんど当たらない。
連射なんてもっての外だ。中距離なら何とかと言った感じだったのが、ブレが酷く半分当たればいいぐらいだ。銃と言うこともあり、当たり前だが弓よりも音が大きい。撃つたびに睨みつけるように見てくるのはやめてもらってもいいかな?
サブレッサーとかは仕組みがわかってもその内部構造を理解することができない。銃なら魔力消費で作っているため内部の構造を理解する必要がない。分割して作るのなら、内部構造を知っておく必要がある。だが、知る必要がなかったから調べていなかった。
アサルトよりもスナイパーの方が当てやすそうだな・・・。マズルフラッシュも無いため、的もはっきりと見ることができる。レーザーサイトでも取り付けるべき?わざわざ作らなくても売られているそれを装着させれば腰撃ちでもまだ安定するはずだ。
それは今度試すか。人型の模型がなくなっている。戦争でも彷彿させるとでも言われたのか?経験していないのに?まあどうでもいいや。障害物がなく開けた位置に置かれている置物の方に移動する。あの距離の射撃になれることから始めよう。
単発うちで試しに撃ってみたが、ほぼ中心に当たっているのがわかる。バースト機能ってこの銃についていたっけな?バースト機能はついていた。何と都合のいい。流石は魔法で作られた武器だ。単発、バースト、セミオートできるとは・・・。
バーストは3点バーストだった。暴れ馬だ。単発に慣れているとバーストの難易度が上がる。初弾を当てることができてもその次の弾が制御できず、なし崩しに最後もダメだ。左右に飛ばすようなヘマはしていないが、上下にぶれてしまう。
セミオートの時も初段の後の数発外して命中させると言うやり方でやっている。上がるを抑えようとして逆に暴れてしまっていると感じる。力を込め下げると地面に当たったり、中心から下にズレた足元に当たったりする。
その反動になれて力加減も覚えないとな・・・。バースト武器も弾丸の消費を抑えるために生み出されたものだ。魔力消費を抑えるのにも適しているといえる。俺にとってその節約は必要なのか?なんか考えてはいけないものを知った気分だ。おそらく2発目を当てることができれば3発目も当てれるだろう。
それを増やしていけば、全て当てることができるはずだ。(理想高い)
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