第4話

さて、クヨクヨしていては何もすすむことができない。ということで、他にこの職についているのであれば調べれば出てくる。スキルや職業のまとめサイト的なものが存在している。だが、このサイトにも載っていなかった。都市伝説とされているものが一つある。ユニークと呼ばれる職業が存在していることだ。




ただ一人だけの職業なため、強いこともあるがハズレも多いとされている。その可能性が浮上してきた。ユニークの人は何も情報がない中、彷徨うことになる。そのため、スキルはこれを最初にとるとするならこのスキルというものが存在していない。




さらにパーティーを組んでくれるという人が少ない。情報がない分、役割が決めにくい。そのためか知らない人と組む間にはその職業について調べてから組むというのが典型的だ。海外では囮として、聞かずに採用するという人もいるそうなのでそこは注意しなければ。




「何もねー!」




隅々まで調べたが何も情報が出てこなかった。これはユニークの職業が確定した。これからどうすればと思い。ステータスの見方を調べた。ゲームであるステータスにはその数値が記載されていて、さらにスキルが書かれている。そのスキルの文字を触ると現在所持しているスキルが表示される仕組みだ。




その言葉を見て調べてみることにした。




「ステータス」




といい呼び出した。一見能力値と職業しか書かれていないように見えるがスライドすることで、スキルが現れる。多い職業で3つ最低でも1つは確定だ。さてのような現状の中。俺のスキルは・・・。




「1つ?」




となっていた。気配殺しと書かれていた。おそらく、進化後の職業あたりにある、気配が消えるものと同じだろう。なぜか、横矢印のマークが書かれていた。何もないだろうとこのボタンを押した。上の方にはユニークスキルと書かれている。おそらくこれがその職業での特有のスキルなのだと確信した。




サブ職業獲得と書かれている。




「サブ職業?」




調べてみても、職業は一つだけしか獲得ができない。としか書かれていない。なんだこれはと思いながらも発動した。スキルにはパッシブとアクティブがある。パッシブはずっと発動するスキルだ。%増加がいい例になる。そしてアクティブは、発動するには意識しないと発動できないスキルのようだ。




今回はパッシブのようだ。書いている詳細を見てみるだけでこれはパッシブとわかる。これがもしアクティブなら大惨事になっていた。




元の能力値とかが書かれているページに戻る。そこにはサブ職業と書かれていて、残りが空枠になっている。そこを触るとさまざまな職業が現れた。

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