第1304話
他の人が天使の優位性に気がつき始めた頃だ。天使の祝福により、勇者の職業を手にしたものも現れ出す。何より、ダンジョンに天使を連れてくるものが何人も確認することができたのだった。世界中でそれは起きていた。そして、日本にもそんな存在が1人確認できたのだった。
日本の勇者はこの僕だけだ。的な感じで頑張っているようだ。残念ながら、勇者君はまだ生き残っているため、日本に勇者は2人の存在していることになる。天使の試みの1つだった勇者の量産には成功しつつあるようだ。全人類勇者化計画が進みつつある。
この勇者になったことを得意とするように、配信舎としてデビューをしたようだ。ボロボロと勇者が手にできるスキルを話すものだから、情報収集にはちょうど良い感じだ。
王が悪魔に取り憑かれた数カ国は勇者協会から脱退しようとしていた。だが、国民はそれに反対するのだった。緘口令を強いていたのだった。そのため、勇者が狂って国民を殺したことは、その国には流れていない。デモや謀反に合い、王は死んでいくのだった。
数体の天使が勇者教会の手に渡る。何より、蘇生の天使が勇者教会の手に渡ったのだった。中には、この天使のように堕天が進みつつあるものもいるようだ。それは欲望に満ち溢れた天使だった。元の飼い主は、金持ちの人だった。そのため、欲しいものを全て与えていた。それにより欲望は埋まり、さらなる欲望を求めるのだった。その結果、自分の手にはできないものを要求されるようになり手放すのだった。その天使からは恩恵は特にない。ただの優秀な信徒だったために起きた出来事だった。神に捧げる無償の愛とかその辺りの考えだ。
嫉妬深い天使は、周りに美男美女を集め堕天が進む。自分よりも優れたものがこの世から全ていなくなればいい。それが考えのうちにあったのだろう。勇者がその調査中に見つけるのだった。知恵を与える天使は、その知恵を頼るために人々に連れられて行き、どこかに幽閉される。
噂の状態だがわかっているものはこの辺りのことだ。そして、天使信仰の教会が勇者の国に立てられるのだった。この結果、天使信仰の信徒は増えるのだった。その信仰に釣られるように、1体の信仰心が高い天使がやってくるのだった。この信仰心が熱い天使、この天使が蘇生術を持っているのだった。
だが、蘇生術と言っても骨から元の体を作りだすというものだ。そこに魂は宿っていないため、思考能力が消える。脳死(医学用語の方)のような状態だ。生きてはいる。だが、体を動かす操縦士がいない状況だ。それを補うように降霊術を使うことができるものが集められるのだった。そいつの体を触媒として、親和性が高い魂を呼び出すものだ。
一番親和性が高いのは自分の魂だ。一時的ではあるが、勇者として復活することができるようだ。今は、完全な復活をすることができないが、疑似的な復活を遂げるのだった。だが、この秘術にも欠点が存在している。それはスキルの講師ができないということだ。本当に魂のみでの復活というのが正しいのだろう。しかもレベルの概念が作用されていない。天使による魂の修復であればレベルの概念が戻り、制限時間を取っ払うことができるのだろう。だが、今の勇者教会にはそれは不可能だった。
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